久々の更新です。
平成のうちに更新する予定だったのですが、諸事情で遅くなりました。
さて、今回は愛知県岡崎市にのある神社に「千代御前」が祀られているらしい……という話です。
須賀神社です。
ウィキペディアを見ると
主祭神の項に
「素佐之男命、応神天皇、伊弉冉命、宇賀御霊、千代御前、日本武命、迦具土命、猿田彦命、大物主命」
あ! 千代御前だ!
なんで? なんで愛知県で神様になってるの?
『愛知縣神社名鑑』や『岡崎市史』など見ましたが、わかりませんでした。『額田町史』を見ると、下記のようにありました↓
『額田町史』p947
祭神の古籍について、樫山の須賀神社を一例にとれば、千代御前という古籍不明の神がある。
町史を編纂する専門家の方々も「不明」としているので、私がこれ以上調べるのは無理かな……?
「千代」て、よくある名前だろうし、信雄の妻・千代御前とは別人かもしれないなぁ…と思いつつ、ネットサーフィンをしていたら、
ある方のブログにたどり着きました。
(おいちゃん様、ブログ紹介を快諾してくださってありがとうございます!)
須賀神社で撮影した写真をあげていらしたのですが、
な、なんと、須賀神社には織田家の幕の紋である木瓜紋がいたるところにあるのだとか!
おいちゃん様のブログによると木瓜紋がスサノオ命の御神紋なのだそうです。
ですから、織田信雄の妻・千代御前とは関係がないかもしれません。
でも!
その木瓜紋の写真を見たとき、なんだか嬉しかったのです。
伊勢から離れたところに「千代御前」という神様がいて、そこの神社に織田家と同じ紋がある。
偶然だろうし、須賀神社の「千代御前」がどういう神様なのかも不明です。でも、嬉しいじゃないですか。
今は陸路がメインなので遠い場所に思えますが、船が移動によく使われていた時代は伊勢と岡崎は感覚的には近い場所だったのかもしれません。
だから、須賀神社の千代御前は信雄の妻と同一人物という可能性はあるのでは……?
なんて淡い期待も持っています。